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暗チネタNo. 19 「ご兄弟物語」※恥知らずのパープルヘイズ設定あり

(ある日のレストラン・トラサルディにて)
ダニエル「あー、くそっ。テレンスのやつ、私よりちょっとだけDIO様のお近くにいられるからって調子に乗りおって…。家ではネトゲかスマホいじってるかで口もきかないし、可愛くないったらありゃしない」

オインゴ「だからそんなこと言うなって」

ダニエル「弟とうまくいってるお前には分からんだろうな。チッ、あんな弟ならいっそいなければ…」

トニオ「そんな悲しいコト言わないで下サイ。いなくなったらきっと後悔しマスよ。(じわっ)わ…私にも故郷に置いてきた弟がいマスが…うわああマッシモ、あんなことになるなんて…兄さんを許しておくれーッ!」

オインゴ「どうしたんだあのコックさん、嫌なこと思い出させちまったかな…」

ギィィ…

プロシュート「邪魔するぜ。おや、いつかの猫のおっさん」

ダニエル「ああ、確か君はDIO様のご子息の配下だったね。いつぞやは半殺しにしてくれてありがとう(ニヤリ)」

プロシュート「どうも。命まで取らなかっただけましだと思えよ」

オインゴ「な、何だよ、物騒な」

プロシュート「この間いろいろあってな。そういうあんたは新ボスの父上の部下だな。最近歌が売れて話題の」

オインゴ「えへへ、ありがとよ」

プロシュート「俺にも弟分がいるんであんたの気持ちはよく分かるぜ。やっぱり弟分ってのは信じてやれば伸びるんだよな」

ダニエル「ふん、あんたも弟分とうまく行ってるクチか。…ちょっとトイレに行ってくる」

オインゴ「…あの人、俺の仕事仲間なんだけど、実の弟になめられてるの気にしてて、いつもあんな感じで面倒くせえんだよ。何とかならないかな?」

トニオ「見ていて辛いデス。何とか仲直りさせたいデスが、私の料理でも何とも…」

プロシュート「確かにあれは見るからに面倒くさいし、いつも世話になってるトニオさんの頼みとあれば解決してやりたいところだな…いっちょ一肌脱ぐか。うまくいくかちょっと分からねえが、ショック療法ってやつを試してみる価値はあるかもな」

トニオ「ショック療法って何デスか?」

プロシュート「簡単に言うと『失う怖さ』を実感させるんだよ」

オインゴ「まさか…!」

プロシュート「なに、ボスの父上の配下と分かりゃ手荒なことはしねえよ。ただ一芝居打ってみるだけだ。あんた確かオインゴとか言ったな。その日何だかんだ理由をつけておっさんと弟を引き離してくれ。その後これこれしかじかで、うまいことこの店まで連れてくるんだ。あと、うちのボスを通じてお宅のボスにも協力を頼んでみるぜ」

オインゴ「DIO様に!?」

プロシュート「なに、あの方も人の親だ。しかも男ばっかり四兄弟のな。きっと分かってくれるさ。後はうちの連中で何とかするぜ」


(後日、トラサルディにて)
ダニエル「大変だ、DIO様がテレンスを中国にあるネトゲ廃人矯正施設に入れるとおっしゃっていて…」

オインゴ「何だ、家でネトゲばっかりしてるのが嫌なんじゃあなかったのかよ?」

ダニエル「それが調べてみたら軍隊式の座禅に持久走に薬物療法にと厳しいプログラムの連続で、逃げ出したくても鉄格子のはまった部屋に入れられて逃げられないんだとか…」

プロシュート「ああ、それだったら噂に聞いたことがあるぜ。逃げようとした者には電気ショック、厳しい体罰も当たり前だとか…あんたの弟さん、殺されちまうかもなあ」

ダニエル「うわあーッ!テレンス、私が悪かった!待ってろ、今連れ戻してやる!」

プロシュート「…な?ついでに弟の方も俺の仲間に頼んでちょっと脅かしてきたからな」

オインゴ「待てよ、テレンスさんは確か嘘を見抜く能力があるんじゃあ…」

プロシュート「それもリサーチ済みだ。俺たちが芝居を打ってることを知らないやつに伝えさせりゃあいいんだよ。そいつは俺たちの言ってることが嘘だって知らないんだからいくら調べても嘘は見破れねえってことよ。うちの組織の嘘を見抜けるやつが考えたやり方だから間違いねえ」

オインゴ「すげえや」

トニオ「ギャングのやり方にも色々あるんデスね」


ダニエル「はぁ、はぁ…テレンス、どこにいるんだ、まさかもう船か飛行機の中なのか?」

ドスン

ダニエル「何だ急にぶつかってきて…って、テレンス!?」

テレンス「兄さん!?競馬場でギャングと揉めてナイフで刺されて重体なんじゃあ…」

ダニエル「お前こそ中国のネトゲ廃人矯正施設に送られるってDIO様が…」

テレンス「中国?何のことです、DIO様は今日も普通通り明日の仕事について話していましたよ?」

ダニエル「…どういうことだ?もしかして私たちは揃って担がれていたのか?」

テレンス「…アッハハハ、私が中国の施設に送られる?そんなことあるわけないじゃあないですか。下らない嘘に引っかかって、さすが兄さんだ。おかしくって涙が止まりませんよ。アッハハハ…」

ダニエル「あれ、テレンス、もしかして泣いて…」

テレンス「嫌だな、そんなわけないでしょう。アハハ、アハハハハ…」


『リング』の原作者の方は「身内を失うことが最大の恐怖」だという思いを込めて『リング』を書かれたとか。つまりはそういうことです。
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パクチー

Author:パクチー
関東から奈良県に引っ越しました。
旅と動物とウンまぁぁ~い物を愛する既婚女性。

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